こんにちは。
吉田町と野毛を愛する横浜市中区(馬車道・関内)で開業中の税理士しのはらともあきです。
本日のブログは・・・。
将来税理士志望で税理士試験の会計学を受験している方へ(会計士志望の方には適さない記事です。ご了承下さい)
僕が税理士試験の会計学受験時に考えるようにしていた事をお伝えします
ってそんな事を書かせて頂きます。
しのくん
はぐみ
しのくん
はぐみ
目次
会計学の直前期で考えていたこと → 大前提で 税理士 になるということを強く意識
しのくん
はぐみ
僕は税理士事務所に勤務しながら試験勉強をしていましたが、最初の5年間は合格科目0科目。
よって実務経験6年目くらいから受かり始めたわけです。
実務経験そこそこやっていたので事務所でいうところの結構な重要顧問先様の担当もしていました。
そして最初に受かった科目は 消費税法 でした。税法です。
正直、実務にめちゃめちゃ役に立ちます。
お客様からも事務所の先輩や後輩からも相当、頼りにされて
色々聞かれまくりましたし、答えまくりました!それくらい役に立ちますよ。
税法の勉強は。
その次に、会計学の簿記論と財務諸表論になったわけですが、
正直なところです。
「会計学なんてそんな使わねえよ。税効果会計やってる顧問先?そんなのいないし、有価証券時価評価して別表調整なんてしないよ」
正直、表現は酷いですが、会計学は時間の無駄くらいに思っていました。
(実は会計学を通じて色々と得るものが多く、時間の無駄では無いのは後に強く実感しますが、
当時はそのように思いました。あ!因みに、次の職場で、税効果も資産除去債務も有価証券の時価評価も
自己株関係や繰延税金資産の回収可能性がどうとかこうとか諸々出てきたので、
会計はちゃんと役に立ちます。上記理解してないと顧問先と会話が通じないからね。)
というわけで、
合格を目指すモチベーションは
将来は税理士だ!会計は会計士が極めるのだから、会計士の分野だ。
税理士になるのだから本当の闘いは税法だ。こんなところで
油売ってる暇はない。とにかく1年でこの1年で合格しなければ
僕の税理士としての成長が1年遅れるという事だ!
こんな風に毎日言い聞かせていました。
時間の無駄を許せるのは僕の人生においてこの1年しかない!って本気で思っていました。
だから全ての雑念を捨てて全て会計学の勉強に人生を注いでいたと自負できます。
(相当精神的にちょっとアウトだったかもしれませんが笑)
はぐみ
しのくん
会計学の直前期で考えていたこと → 合格だけを考えてマニアックになり過ぎない
しのくん
はぐみ
特に直前期ですが、計算であまり頻繁に出てこない論点などもカリキュラムに出てきます。
たとえば、昔に1度だけ出てきたような論点などなど。
連結など少しマニアックな論点など。
理論暗記も応用や研究論点も出てきます。
確かに全てを知り理解するのがプロです。
でもそれは税法で全てを捨てずにやりきる!スタンスを貫く分、
会計学はとにかく合格する可能性が高くなる勉強に注力しました。
だから基本中の基本をまず完璧に完璧に完璧に仕上げました。
基本テキストの内容は一部内容を除き、
ケアレスミスも許さない精度で全部出来るような状況まで仕上げるのです。
でも論点自体は簡単だからミスするならケアレスミスや文章の読み違いです。
仕訳が頭に浮かばないのでは無く、
浮かぶけど、集計でミスしたとかテクニック的なところです。
このミスは絶対に本試験で避けたかったので
同じ問題でも徹底的にやり続けました。
もう合格点が取れている問題を何度も解いて意味があるのか?
と問われたら2つ返事で答えます。
意味はある!と。
結局は皆が当たり前に出来るところ(Aランク)を1問も落とさなければそれで
ほぼ合格点は確保できるのです。
あとはBランクは集計が多かったり、少し難しかったりするところ。
これを数問取ればアドバンテージです。
Cランクは手付けたらダメなので手を付けた時点で反省すべき所です。
合わせたら、自分を褒めちゃダメです(笑)判断ミスだったと叱りなさい(笑)
はぐみ
しのくん
会計学で躓いてはならない!税法を極めるためにも会計学に全力で挑むのです!!!全力で挑んで合格しよう!!!
しのくん
はぐみ
会計学で難しい枝葉の論点を極めようとしたり
学習範囲をめちゃくちゃ広くしている人が居ますが
正直そこまでやらなくても受かります。
そこまでやって受かってない人は、
学習範囲を広げ過ぎて、整理が出来ていない。
規定を書く文章の精度が広げ過ぎて支離滅裂になっている。
難しい計算を合わせられるけど、基本的な部分でケアレスミスしている。
(これは税法になったら完全に致命傷なので、この癖は直さないと税法で合格できません)
難しい計算で合わせて、基本的な部分で落とすのはただの自己満足です。
合格で必要なのはその真逆の思考です。
基本的な部分は全部正確に取るのです。
因みに、固定資産税や住民税はこれを1つでも落とせば不合格です。
だから、知識の幅を広げ過ぎるよりも基本的な論点をいかに完璧に極めるかを
大切にしてみて下さい。
自分の知的好奇心は本試験後に是非、EYのウェブサイトで勉強すれば良いのです。
あそこは本当に勉強になりますね(頻繁に読ませて頂いている)
はぐみ
しのくん
「しのはらともあき税理士事務所」の所長の僕はこんな感じの税理士です。
しのくん
はぐみ
【編集後記】
第69回税理士試験まであと1ヶ月切りましたね!
今日は少し過激な言い回しもありますが、
とにかく合格に何が必要か徹底的に考えて欲しいのです。
合格に必要な「確率論」です。
どこからやったら確率が上がるかです。
当然、確かに凄い枝葉の理論が出ちゃったら、そこを
抑えたマニアックな論点を抑えた猛者から
受かります。
でもその猛者になるのは、相当な苦労と年数が必要です。
その猛者から受かるべきです。努力した年数が違うから。
でも税理士の税法の猛者にはなっても会計の猛者にはならなくて良いのです。
だったら合格率があがる順番で勉強していきましょう!
【昨日の1日1新】
~ かばのうどんでランチ ~