しのはらともあき税理士事務所
税理士試験で最初に苦しんだのは勉強すべき総量が見えなかった事
最初の４連敗の敗因について
最初の３年間は財務諸表論を３連敗位しました。
よって３度受験して３度とも落ちました。
尚、成績はA→D→Aとかだったかと記憶しています。
次の年に消費税法をやりました。
結構本気で頑張ったのですが、成績はBでした。
まず、敗因としては何となく税理士事務所も忙しかったので
財務諸表論の頃の勉強に対する感覚としましては
平日は通えないので、授業は日曜日のロング（２回講義＝計６時間）
を受けていました。じゃあ他の日の過ごし方は？
というと・・・
月から金については
（１）朝は早起きして勉強はしない
（２）昼休みはたまーに気が向いた時にやる程度
（３）夜は早く帰れた時にやる程度
（４）土曜日は２回に１回位はやっていた
（５）直前２ヶ月程度はそこそこやっていた
この程度の勉強時間でした。
実は最初の年にA判定取れちゃったのも良くなかったです。
「案外楽勝かも！」ってぶっちゃけその当時は思いました。
完全になめていました。
次の年も同じようにやっていたら見事Dをくらいましたが（笑）
財務諸表論３連敗の後は心機一転で消費税法。
その頃は先生に相談をしながら勉強を進めていたので、かなりやりました。
財務諸表論時代とは大違い。かなり勉強ばかりの生活でした。
結果B判定・・・ああ税理士試験なめてましたゴメンナサイ！
初めての合格でどれだけ総量が見えた
受験生活５年目。
消費税法の２年目をチャレンジしていました。
前年は相当やったのですが、結果B判定だったので改めて自分を見つめなおし
さらに勉強をやる時間を増やせるように生活を改めました。
（１）朝は出社前に近くのコーヒーショップなどで勉強
（２）昼休みは勉強
（３）移動中は理論暗記の時間
（４）夜はよほどの事が無い限りは自習室へGO
（５）土日は基本は両日とも勉強（ただし５時位までで切り上げる日も多い）
このくらいの勉強量は必ずやっていました。
この位やって６月のTAC全国模試時点ではB判定。
そこからその結果を踏まえて苦手論点の対策や
直前の答練関係を繰り返し解き、
理論マスターの暗記の精度を上げつつ
理論ドクターで事例対策をする。
この期間は毎日夜１２時位まで勉強していました。
このような生活を続けていて、なんとかギリギリ（本当ギリギリ）
初めての合格を手にしました。
初めて科目合格の通知を見た時は一人でリビングで
おんおん泣きました（笑）
勉強の総量と毎年必ず一定量やる事の両立で合格は見える
まず勉強の総量を満たす事が必要です。
また暗記の精度はすぐに下がりますし、
計算も計算式や順序等はやらないとすぐに忘れます。
よって、合格に必要なのは
（１）勉強のやるべき総量に達する事
（２）その年のやるべき＆キープすべき一定量の勉強をやる事
この２つだと感じています。
まず総量は科目にもよりますが
消費税法だと８００時間程度でしょうか（多い？）
消費税法のその年のキープすべき一定量は３００～４００時間程度でしょうか？
※私の感覚的なものです。私はそんなに頭脳明晰では無いので・・・
（１）の総量を満たすのもそうなのですが、
税理士試験を毎年受からない一つの要因に
（２）の一定量の勉強が足りずに実力をキープできない
または合格水準まで底上げが間に合わないケースが多いと思います。
私の経験だと財務諸表論A判定からのD判定転落はまさにそれです。
最初にAをとって調子こいたらぶっちゃけ実力が下がったという事です。
周りを見ていても税法科目で何年も落ちている人とかを見ると
そのパターンは結構多いです。
確かにまた新しい年にさんざんやった事をやるのは辛いです。
ある程度は飛ばして良いのですが、
受からない要因の一つに基礎が欠如しているケースは多々あるので
一旦規定に立ち返るべく基礎から改めて勉強するのは凄く
ためになります。
消費税法の受験生で失敗例などを見ていると
基礎的な法令の順番が分かっていない事が多く感じます。
（納税義務の免除の特例関係とかの順序は複雑ですから・・・）
でも本試験では確かに凄くキツイですが、
ゆっくり考えれば、判定の順序めちゃくちゃだ（笑）とか
気が付くと思うのですよね。
だから基礎は絶対に大切です。そういう試験という事も早めに
知っておくべきです。難しい論点なんて当日は殆ど解く余裕無いので
基礎は絶対落とさない事！
【編集後記】
週末は３連休ですね。先日の会社の飲み会の予約で
ホットペッパーグルメのポイントが沢山もらえたので、
３連休の１日はサンドウィッチを食べに行きます。
いつもポイントがもらえたら決まって行くサンドウィッチ専門店が
あるのです（笑）
【１日１新】
～ ローソン カラメルソースがしみこんだざらめのフワジュワケーキ ～
私が税理士試験時代からメルマガやブログで思考整理をさせて頂いていた
税理士 井ノ上陽一さんにならって私も意識して、１日に１つ以上新しい経験をし
それを記していきたいと思います。
