こんにちは。
吉田町と野毛を愛する横浜市中区(馬車道・関内)で開業中の税理士しのはらともあきです。
本日のブログは・・・。
専門学校で税理士講座の講師をしていた僕ですが、税理士試験合格が目的になってはいけません。あくまでその先をイメージして税理士資格を保有することに拘って欲しい!
ってそんな事を書かせて頂きます。
しのくん
はぐみ
しのくん
たお
しのくん
目次
税理士試験合格はスタート地点に立ったに過ぎない。それ以上でもそれ以下でもない。
しのくん
まず、税理士業界で生きていきたいということで税理士試験を毎年受けているなら
税理士資格を保有するということがスタート地点であると強く認識すべきと思います。
とにかく税理士試験5科目を合格するのは本当に至難の業だと思います。
僕は運よく合格できたけど、どの科目も
「絶対に受かった!余裕だぜ!完全勝利だぜ!」
っていう科目は無かったです。
どの合格した年も、自分が落ちていてもおかしくなかったと思います。
それくらいギリギリの戦いです。
これを毎年戦い続けるのは本当に辛すぎる。
まず辛すぎて脱落する可能性が高すぎる。
もしかしたら、その人は、将来税理士として大活躍できるかもしれないのに
本当に僅差の戦いで何年も何年も落ち続けて
それでも税理士になろうと思い続けられるだろうか。
いや資格試験なのだから合否が全てである事に異論はないのですが、
5科目合格以外にも税理士になる選択肢はあるのだから、
全ての人生のピークが税理士試験5科目合格であっては決してなりません。
たお
税理士資格が無ければできない仕事がある
しのくん
僕が勤務時代に感じた点としては、
・税務セミナーの講師業務
・原稿の執筆など
・税務調査での対税務署とのガチ対応
・お客様とのガチ対応
・相談会の相談員
・租税教室など税理士会の会務関係
これらはどれだけ仕事に精通していても
税理士で無ければ業務として対応はできません。
(他にも多々あると思います)
このように税理士しかできない仕事がある以上は、
税理士資格がスタート時点であると考えざるを得ないです。
1年でも早く、税理士にしかできない仕事も経験すべく
税理士試験をゴールとせず、合格するための戦略を合理的に考えると良いでしょう。
具体的には、僕は法人税法と相続税法を合格したいと確かに思いましたが
その合格に拘っていたら、本ブログ執筆時点、税理士になれていなかった可能性もあります。
そう思うとゾッとします。
今独立していて本当に楽しいです。だから資格が取れていて良かったと思いますし、
科目選択も合理的に合格への近道である選択をして正解だったと思っています。
それに。。。
どうやって税理士になったか?なんて独立したらほとんど誰からも聞かれません。
聞かれるのは、税理士として何をやっているか?そして何をやっていきたいか?
しかありません。過去の事を聞かれる事なんてほとんど皆無です。
合格科目の話題になる事も税理士同士以外であれば、ほぼ無いです。
税理士同士でもあんまりないです。お酒の席で多少話題に出るかな?くらい。
重要なのは、やっぱり過去より現在・そして将来ですよね。
はぐみ
おまけ:僕の前の勤務先の税理士法人の税理士は凄い人だらけだった
しのくん
僕の前の勤務先の税理士法人には税理士がかなり多かったのですが、
皆さん本当に優秀でした。
激務でしたので、大学院ルートで税理士になられる方も多かったです。
でも、その先生方、めちゃくちゃ凄いんですよ。
大学院に通う事でのリーガルマインド、判例研究、研究の発表スキル、論文を書く事での文章執筆スキル
条文暗記とはまた違った深い税務への理解などなど
物凄く優秀でした。自分なんて到底追いつけないような先生ばかり。
結局、税理士になってどれだけ何をやってきて、そしてこれから何をやるか!
これに尽きるなと思いました。
だから、大事な事は試験で突破でもどのような方法でも良いので
1年でも早く税理士になる事に注力してみてはいかがでしょうか?
税理士がゴールではないので、税理士になってからの方が沢山の経験ができますよ。
1年でも早い皆様の合格をお祈りしております。
はぐみ
しのくん
たお
しのくん
「しのはらともあき税理士事務所」の所長の僕はこんな感じの税理士です。
しのくん
はぐみ
たお
【編集後記】
毎週火曜日をブログデーとしてタスクに入れていたのですが
早速更新が木曜日にズレました(笑)
でも久々に電車の中でブログを書いたりして懐かしい気持ちになりました。
繁忙期は毎週更新も難しいと思いますが、たまーに思いついた事を
毎週1回目標で頑張ってみようと思います(毎週はちょっと辛いからもうちょっとスローにするかも笑い)