こんにちは。
吉田町と野毛を愛する横浜市中区で開業中の税理士しのはらともあきです。
本日のブログは・・・
顧問先様の税務届出書を電子申告でする際に税理士や税理士法人は顧問先様の
電子申告の開始手続き(利用者識別番号及び暗証番号の交付)を代理で申請できます
ってそんな事を書かせて頂きます。
電子申告等開始届出書を提出する
電子申告(e-Tax)をする場合は、まず電子申告を開始する旨の届出を行う必要が
あります。方法としては書面または電子申告で電子申告等開始届出書を提出すると
税務署から利用者識別番号と暗証番号が発行されます。
(電子申告で申請する場合は、暗証番号も自分で指定します)
この開始届を提出しないとそもそも電子申告のスタートラインに立てないわけです。
というわけでお客様が利用者識別番号を取得しないとならないわけです。
実は僕は開業するまで税理士が代理で申請が出来る事を知りませんでした。
なので勤務時代はお客様から同意書を頂きお客様の名前で届出書を提出し、
後日、利用者識別番号などがお客様の元に届いたらそれを拝見させて頂くなど
あまりイケてない対応をしておりました(笑)
開業して自分の届出書なども提出するにあたり色々と読んでいたら
あれ?代理で出来るがな!
と思った次第なのでやってみました。開業のメリットは僕がやると決めたら
やれるところですね。サラリーマン税理士は会社のルールに従わないといけませんので
こっちの方が効率的だ!って思っても勝手にやってはいけません。
e-Taxソフトで代理申請する手順
というわけで先日から使い始めた国税庁様が作成したe-Taxソフトを使って
代理申請(お客様の電子申告等開始届出書を税理士が出す事を指しています!)
の流れをご説明します。
(1)e-Taxソフトをインストールしたら、税目プログラムで「開始届出」を追加する
(2)自分(税理士)用に作った利用者ファイルを開きます。
(3)作成→申請・届出書→税目で「開始届出」を選択
(4)以下のように「電子申告・納税等開始届出書(税理士代理届出)」が出るので選択
画質が地獄の悪さですが上記のような形で、個人と法人があり届出と変更の4つがあります。
これを選択し、提出先の所轄税務署長宛にお客様の住所氏名などを記入のうえ届出書を
作成します。尚、届出書作成時に暗証番号なども記入します。
(そこで決めた暗証番号は届出後に交付される利用者識別番号の通知にも
記載されています。またいつでも変更する事は可能です。)
その後は、税理士がICカードで電子署名をして、税務署に送信します。
メッセージボックスを開いて利用者識別番号を確認
上記で届出書を送信すると即時で税理士のメッセージボックスにメッセージが届いています。
そのメッセージを開いて「通知書表示」をクリックすると
利用者識別番号と先ほど設定した暗証番号が表示されます。
これで無事お客様の申告書や届出書を電子申告で提出可能となります。
即時で発行されますから所要時間は多く見積もっても30分かからないと思います。
まとめ:電子申告開始の手続きは税理士が出来ます
というわけで、所属税理士だった僕は全く知りもせず
驚いたので記事にさせて頂きました。
今までなんて無駄なステップを踏んでいたのでしょうか。
税理士が代理で申請する方が楽ですよ。
とりあえずやってみる事が出来るのが開業税理士の醍醐味ですね。
【編集後記】
今日は朝は前職の引き継ぎ業務(え?終わってなかったの?)
その後はブログや専門学校業務。
夜は各種届出書関係の作成をやります。
平日に色々と歩くと
「ここでお仕事するの良いかも?」っていう
カフェなどが見つかって楽しいです。
【昨日の1日1新】
~ 梅や 吉田町 塩からあげ ~