僕が失敗を重ねたなりに考える人前で発表する時の準備について

人前で話す事が最近続いたので僕なりの準備の仕方を考えます

圧倒的敗北例:根拠の無い自信でアドリブ死

僕の圧倒的な敗北例をまずご紹介します。

実は、何故か人前で話をする事に根拠の無い自信を持っています。

いや、正確には持っていた時期がありました。

恐らく、バンドをやっていたので、ガチガチに緊張はするけど、

最終的には「歌い始めれば途中でノってきて最後良い感じに纏まる」

という過去の成功体験が、そういう根拠の無い自信をつけてしまったのでしょう。

そして、それは先日、ことごとく打ちひしがれたわけですが・・・(‘ω’)・・・南無

そんなわけで、先日の失敗例をご紹介します。

30分弱を人前で話す必要がありました。

準備は結構頑張ったつもりです。

参考にすべき映像を4回ほど見ましたし、家で何回かはシミュレーションしました。

じゃあ何故失敗したのか?

家では出来ているつもりだったのが敗因です。

実際に会場で本番に臨んだ時に、色々と想定出来ていない事がありました。

というよりも本当に些細な違いが緊張感を大幅に高めて全然思い通りの結果が

出せないという事を物凄く痛感した瞬間でした。本当にどうしようも無い位に

想定よりも大敗した感じです。

僕が想定出来ていなくて脳の1%単位でも気が散らされた要因としては

  • マイク・・・持ってみると意外と重量が気になるなあ・・・
  • 黒板・・・ん?黒板ってマス目が実はあるのか・・・
  • チョーク・・・なんか同じ向きでは書き続けると字が太くなるんだなあ・・・
  • 会場・・・想定していたより広いなあ・・・
  • 人・・・そりゃ笑ってないよなあ・・・というか人前で発表するんだった当たり前だけど
  • 水・・・あー水とか用意するの忘れた
  • 机・・・なんか思ったより低くてレジュメ読みにくいなあ・・・
  • 発表までの時間・・・え?会場入ってから展開早すぎない?もっと心の準備が・・・
  • 部屋の照明・・・なんか微妙な明るさだなあ・・・
  • 自分・・・わー思ったよりも震える・・・声が震えてない?全然フランクに話せない

他にもあったかもしれませんが、発表しながら上記のような事を脳の片隅が常に

考えていながらの発表でした。

バンドの時とは明らかに違いました。

思ってた以上に、気を取られた。全く自分の土俵じゃないところでの勝負なので、

パフォーマンスが100%出せないのは当たり前。

税理士試験の本番だってそうでした。

そうです!僕の敗因は

状況が異なる事を理解し、想定して本番に臨まなかった事が敗因です。

だから本番で想定以上に色々と細かい事が気になり、30分間は

本当に久々に(?)負け戦を公然とやってのけたぜ!という意気消沈感でした。

敗北後に僕が次に向けてやった事

敗北後にまた後日30分間、話をする機会がありました。

前回の敗北があったので、「このままではダメだ。同じ失敗だけは出来ない」

という意識だけはありましたよ・・・流石の僕でもね(笑)

まずは敗因を知らねばならないので、やった事は以下の通りです。

  • 自分の発表を家族に見てもらった
  • 自分の発表を録音して、自分で聴いてみた
  • 自分の発表で嫌な部分を洗い出す。嫌な部分で直せるところと直せない所を区分する
  • 参考となる人の発表を全部、ワードでテキストに起こした
  • 練習はボイスレコーダーで毎回録音
  • 移動中に自分の録音したものを再生し、脳内で回転させる
  • 誰に向かって発表するのか、リスナーの事を一番に考えて発表する
  • 僕がどんな発表だったら退屈しないか僕が聞きたい雰囲気を考える

これらを意識して準備しました。

特に、一番効果絶大だったのは時間がかかりますが、

  • 参考となる人の発表を全部、ワードでテキストに起こした

でした。

テキストに起こすと発表する人が

どのくらいのフランク感(適当な日本語が浮かばない)で発表しているのかが

明確に理解できます。

敬語の使い方や、ページを聞いている人にめくってもらう時のお願いの仕方、

重要箇所の説明の仕方や、雑談部分の言葉使いなど・・・

聞いているだけではあまりこの距離感が入ってきません。

結果、自分の中の素の距離感が強く出てしまい、

僕の発表では「硬すぎる生真面目すぎる=退屈な発表」

という事になりました。

で、実は意外とテキストにしてみると言葉使いってフランクでしたし、

ほどほどに崩れた敬語でした(勿論発表するTPOによって丁寧であるべきですが)

その方がメリハリがあって退屈せずに、聞く側としては聞きやすいんだなと

テキスト化して初めて気が付きました。

尚、僕はその後に某研修をネットで視聴した際にその講師の方は

話し方がロボットのようで一定の速度で一定の大きさで常に同じトーン。

レジュメを読んでいるロボット風の発表は死ぬほどつまらなくて

こんな講義を世にオンラインで出してよく毎日平気でいられるな(‘ω’)ノ

って思ったので、やっぱり聞き手を考えた発表をしないとダメだと思います。

  • 誰に向かって発表するのか、リスナーの事を一番に考えて発表する

僕が失敗した時もそうだったのですが、リスナーが退屈しない事をきちんと

考えないとただ、平然と正しい事だけを口に出すなら発表聞くよりも

文章で読んだ方が早いし、意味ねえよぼけがあ!って話です。

だから、リスナー第一主義は絶対に考えるべきです。

因みに、僕もそうでしたが、失敗している本人は意外と

リスナーの事を考えるよりも、時間通りに発表が間に合うかとか

間違わずに言えるかとかしか考えていないケースが多いと思うので

意外と自分自身がその前の入り口段階から既に失敗している・・・

すなわち、リスナー全員置いてきぼり状態・・・にしている事に

気が付いていないケースが往々にしてある

注意が必要です!誰かが正直に意見してくれたら、

「お前その発表結構ツンデルぞ!?くそつまんねえ発表してんじゃねえよぼけがあ」

って言ってくれたら大変貴重な意見で凄く嬉しい事だと思います。

(その時はナンダトコラ!って胸つかんでもね・・・(‘ω’)ノつかみませんが)

準備をしたらなんとか及第点。やっぱり準備は必須

以上のように準備をしたら二回目の発表は一回目よりも好評で

どうにか及第点を頂けました。

まだまだ課題は沢山ありましたが。

というわけで、

やっぱり自分に自信を持つ事は必要なのですが、

人前で発表するというのは、無駄な自信だけで挑むのは危険なので、

準備はやはりすべきです。特に発表に慣れるまでの間は必須です。

自分の100%が出せない事が理解出来ていれば、

対策はとれますし、当日に気になる事があって

集中力が散ったり焦っても「そういうものだ」

と多少落ち着く事が出来るはずです。

また焦った時に落ち着けるトリガーを準備するのも効果的です。

僕は腕に香水をつけていますが、

仕事で焦った時とかに、その腕の匂いを嗅いで、

緊張感や焦りを和らげようとしたりします。

いつもの自分のホームに立ち返るスイッチというわけです。

因みに、今回の発表では事前に応援メッセージを頂いていたので

発表前にそのメッセージを机で見て、

「今度は絶対成功させる」と緊張感を和らげるトリガーに使いました。

それでも、それでも

マイクから第一声を発した瞬間から

あ・・・やっぱ家で練習した時と全然違うわ・・・声震えてる・・・

って思いました。

きっと人前で話す事って僕にとっては、こういう事との戦いなんだろうなあ

って思います。それでも嫌いな類の仕事では無いので

場数を踏んで、トライアンドエラーでレベルアップしていこうと思っています。


 

【編集後記】

今日は新しい仕事の契約に行ってきます。

全く違う畑の仕事ですが、やりたかった仕事なので

精一杯頑張ってみようと思います。

僕の中できっと凄い成長が待っていると思います。

(それ以上に地獄が待っているかもしれませんが)

独立したからこそ何をしても自由。これも醍醐味の一つですね。

【週末の1日1新】

~ 11/24 サイゼリヤ 鶴見 原稿校正 ~

~ 11/25 ビストロコジコジ 五反田 4名でビュッフェ ~

~ 11/26 僕の事務所の年間収支予測(目標値)の作成 ~

私が税理士試験時代からメルマガやブログで思考整理をさせて頂いていた

税理士 井ノ上陽一さんにならって私も意識して、1日に1つ以上新しい経験をし

それを記していきたいと思います。