税理士試験受験生の年内の過ごし方

年内は肩慣らし程度に・・・っていうのは絶対間違いですよ!

いつ頑張るの?今でしょうよ!

どことなく林先生風ですが・・・

専門学校のカリキュラムは年内は比較的易しいです。

それには色々な要因があると思います。

専門学校もビジネスです。いきなり厳しくし過ぎて受講生が居なくなって

しまっては、学校の経営の問題もありますし、

まあやる気を折らない絶妙なバランスとしては

とても良いとは思います。

ただ、結局は年明けから各段に難しくなりますし、

特に4月~5月あたりの直前期からは

信じられない位に鬼畜な問題も出てきます。

本試験よりも難しいような問題も出てきます。

本試験も当然ですが、年にもよりますが、難しいです。

吐きそうな位に。逆に信じられない位に簡単な年もありますが、

結局上位十数%が合格なのですから、

簡単だからラッキーという訳ではありません。

(ただ、ワンミスアウトの年はベテランの人の方が緊張感が凄いでしょうけど)

目標を実現するには最終地点から逆算して実現する方が当然

効率が良いですし、敵を知らずに戦うのは若干無謀です。

よって結局は厳しくなるのなら年内の過ごし方も変えるべきではないですか?

年内の計算について

年内の計算については科目にもよりますが、概ね

テキスト4冊、トレーニング4冊といったところでしょうか。

基本的に基礎項目であり、税理士試験でも最重要項目だと思います。

私は所得税法の学習では年内のトレーニングを一番解きました。

全ての問題が完璧に解答出来る位に仕上げました。

それ位に基礎項目は重要です。

ついつい年明から応用論点の学習が始まるので

基礎を疎かにしがちですが、それは絶対ダメです。

税理士試験の配点は傾斜がかかると言われています。

皆が出来る箇所を落として

皆が出来ない箇所を取っても、傾斜により

皆が出来る箇所を取った人の方が合格には近くなるでしょう。

だからこそ、年内の基礎項目を徹底的に身体に染み込むまで

計算を何度も何度も解きましょう。

因みに・・・最低でも3~4回転はしましょうね(サラッとスパルタ発言★)

年内の理論について

年内には習わない論点も多々あるので、

年内に全問暗記は無理です(笑)

私の経験上、内容を理解していない理論暗記はほぼ無理でしたので

(人によっては出来るのかもしれませんが非効率かと・・・)

習った箇所の理論暗記だけに留めて良いと思います。

私は年内の理論の精度はあまり高くなかったです。

まあ最後も一字一句という完璧な状況とは言えない論点もありましたが、

最後の年の所得税は全問暗記しました。

年内の理論の学習としては、

まず実力テストやミニテストでは極力満点に近い程度に暗記を頑張る。

暗記が出来なかった回のミニテストは理論マスター見ながらでも書く事!

で、その後は移動中など計算が出来ない時間は習った箇所だけ

ひたすらに読む!これをずっと続けていました。

因みに、学習2年目の場合は全問が学習済なので、毎日理論マスター全問素読み

を目標に掲げて必死に毎日読んでました。

(勿論読むだけでも膨大過ぎる時間が必要なので読みきれない日も多々あり)

とにかく毎日読むといつか何となく勝手に覚えてきます。

そして覚えてくるのと同時に理解が突如深まります。

突然「あ!!そういうことか!」って時が来ますから大丈夫!

以上の事により、年内は8割計算。2割理論位のバランスで勉強をしていました。

因みに、直前に近くなると3割計算。7割理論位のバランスになっていた気がします。

というわけで、年内もゆっくりするよりもゴールを見据えて

カリキュラムが緩い今だからこそ基礎固めを徹底して下さい。

必ずや年明けのアドバンテージになります。

(ベテランの人でも本当に驚く位に基礎的な論点落としている人は沢山います・・・)

そういう状況は一番避けなくてはなりません。


 

【編集後記】

会社の大先輩が昨日、本を貸してくれました。

税理士事務所 7つの経営戦略という本です。

漠然と自分の事務所像を脳内でイメージしていましたが、

具体的に絞っていかなくては(全然遅い位ですね)と思いました。

 

【1日1新】

~ 太子堂 人形焼き ~

私が税理士試験時代からメルマガやブログで思考整理をさせて頂いていた

税理士 井ノ上陽一さんにならって私も意識して、1日に1つ以上新しい経験をし

それを記していきたいと思います。